資産運用

じんごろの資産運用実績公開!

今回はじんごろの資産運用実績を公開します。

投資の「と」の字も知らないまま、2017年くらいから貯金の300万円程度を元手にちょこちょこ売買していました。

投資初心者が実際に投資をしてみて分かったことを包み隠さず書き記すので、皆さんも私と同じような失敗をしないためにも、本記事を参考にして頂ければと思います。

投資初心者が注意すべき金融商品3選!

①新興国建債券

②レバレッジ型商品

③テーマ型投資信託

新興国建債券

新興国債券とは…国や金融機関等様々な主体が新興国建てで発行する債券。金利は高いが、新興国の為替の影響を受けるのが特徴。

2017年にブラジルレアル建債券を購入し100万円を3年間運用し、金利8%込みで▲33万円の損失となりました。

2017年12月:34円台/ブラジルレアル→2020年12月:20円台/ブラジルレアルと円高が進んだことで、元本100万円→60万円(▲40%)程度まで下落しました。

新興国はインフレ率(物価上昇率)が高く、インフレ(モノの値段が上がる)になるとお金の価値は下がるため、為替も円高/新興国通貨安となりやすい傾向にあります。

また情勢が不安定な国も多いので、個人的には金利に乗せられて購入しないほうがいいのかなと思いました。新興国建債券には十分注意してください。

レバレッジ型商品

レバレッジ型商品とは…「てこの原理」を利用して、日経平均やS&P500、NASDAQ100等指標の値動きに対しX倍の値動きをするように設計された短期売買向けの商品。値動きが通常の指標より激しいためリスクはかなり大きいです。

私は、日経平均株価の2倍に連動するETFを購入していましたが、値動きが激しく、小心者の自分には向いていないと思い早々に解約しました。

流行りのレバナス(レバレッジNASDAQ100:主にNASADAQ100指標の2倍の値動きをする商品)もきちんと商品性を理解した上で、十分注意してください。

レバレッジ商品については金融庁も注意喚起をしていますので、一度確認してください。

テーマ型投資信託

テーマ型投資信託とは…話題のテーマ(SDGs、DX、5G、AI、ESG等)に沿った業界や企業に投資するタイプの投資信託。

テーマ型投資信託については、以下のような特徴があります。

①流行り廃りがあり、長期運用には向いていない。

②既に話題になっていることから高値づかみしやすい。

③インデックス投資に比べて手数料が高い。

①流行り廃りがあり、長期運用には向いていない。

どんなブームにも必ず終わりが来ます。永遠に流行り続けるというものはなく、投資においても同じことが言えます。

特にテーマ型の場合は、そのテーマの流行り廃りで価格が乱高下するため、長期運用や分散投資の面で非常に安定性を欠く商品となります。

②既に話題になっていることから高値づかみしやすい。

テーマ型は話題になってから作られる商品です。株価は将来の期待なども折り込み済みで上昇することもあるため、テーマ型が作られたときは既に株価は高いことが多いです。

私自身も実際にテーマ型投信を購入してみて、株価が上昇トレンドの時に幸いにもプラスで解約することができましたが、その後の動向を見てみると、基準価額が半年で▲30%以上も下落していました。本当にギャンブル的要素が多い商品だと思いました。

③インデックス投資に比べて手数料が高い。

テーマ型投資信託(一般的な平均)

購入時手数料:税込2〜3%台(購入の都度かかるコスト)
信託報酬  :年率1〜2%台(運用中にかかるコスト)

インデックス投資信託(eMAXIS Slimシリーズ参照)

購入時手数料:なし
信託報酬  :年率0.1〜0.2%台

テーマ型投信(アクティブ運用):ファンドマネージャーやアナリストが銘柄を厳選し積極的な売買を行うことで運用成果をあげることをめざす商品性であるため、コストが高い。

インデックス投信(パッシブ運用):市場全体の指標に連動する商品性でありコストが安い。

信託報酬で10倍の差があるため、長期運用した場合は差がつくのも当然の結果と言えます。

投資初心者がしてはいけない行動3選!

①一度に1つの商品へ全額投資しないこと

②短期的に売買しないこと

③リスクを取りすぎないこと

一度に1つの商品へ全額投資しないこと

①一度に…投資は時間の分散が大切です。例えば、100万円を投資する場合、一度に100万円よりも、10万円×10回に分けるほうがリスクを軽減することができます。いわゆる、『ドル・コスト平均法』というものです。

②1つの商品…株式の世界では『卵は一つのカゴに盛るな』という格言があります。1つの商品だけだと、1つがダメになると全部がダメになってしまうので複数の商品に分散させた方がよいということです。

③全額投資…自分の全財産を投資につっこむのは非常に危険です。あくまでも余剰資金の中で投資を行い、最低でも生活費3ヶ月分程度は預貯金で残すようにしましょう。

短期的に売買しないこと

相場の変動に慣れていないときは、少しでもマイナスになったり、プラスになったりしたら、すぐに売ってしまいがちです。

しかし、短期的に売買を繰り返すということは、その都度手数料や税金等を支払うことにななるので、長期的にみるとあまりいい方法ではありません。

まずは少額から始めて、相場の変動に慣れることが大切です。

リスクを取りすぎないこと

株式が好調のときは、ついつい資産の割合を株式多めにしたり、もっと効率が良いレバレッジをかけて2倍、3倍の利益を取ろうと考えてしまいます。

しかし、株価は上下を繰り返すため、好調なときこそ下落時を考える必要があります。

仮に自分の資産500万円の内、30%を株式に当てていた場合、株が20%下落したら資産全体に与える影響は、

資産割合金額株20%下落金額減少額
現金70%350万円350万円0万円
株式30%150万円120万円▲30万円
合計500万円470万円▲30万円

60%を株式に当てていた場合、資産全体に与える影響は、

資産割合金額株20%下落金額減少額
現金40%200万円200万円0万円
株式60%300万円240万円▲60万円
合計500万円440万円▲60万円

となります。自分が思っている以上にリスクを取っている場合があるので、まずは生活に影響のない範囲で始めましょう。

年度別 資産運用実績

2020年度 資産運用実績(投資信託、外国債券)

金融商品運用実績
投資信託(日経、バランス型、外国債券等)+163,058円
ブラジルレアル建債券(金利8%、3年もの)▲330,491円
合計▲157,433円
※損益確定した商品のみであり、税引き後の損益です。

2021年度 資産運用実績(投資信託、レバレッジ型ETF)

金融商品運用実績
投資信託(テーマ型、USリート等)+369,367円
レバレッジ型ETF(日経)+ 40,981円
合計+410,348円
※損益確定した商品のみであり、税引き後の損益です。

2022年2月 資産運用実績(株、ETF、投信)

金融商品運用実績
米国株+175,612円
米国ETF+150,047円
配当金(米国株、米国ETF)+ 39,979円
投資信託(USリート、米国株、全世界株)+176,821円
合計+542,459円
※2/15時点運用中の商品を対象。税金、為替手数料等は勘案せず、円ベースでの損益です。

じんごろの今後の投資方針

コア・サテライト戦略…コア(中核):守りの投資(安定的なインデックス投資)、サテライト(衛生):攻めの投資(ハイリスク・ハイリターンな個別株等)とリスク分散して行う投資戦略。

①つみたてNISA、iDeCoを活用したインデックス積立投資(コア)

節約や収入アップにより捻出した余剰資金で、国の制度を満額活用したインデックス積立投資を行っていきます。投資先は主に米国株と全世界株です。

②米国個別株、米国高配当ETFによる配当金収入(サテライト)

米国個別株や米国高配当ETFに投資していくことで、配当金による収入源を増やしていきます。

いかがだったでしょうか。これから始める投資初心者様に少しでも参考になれば幸いです。